ド田舎脱出計画20年物語

子育てしてると色々あります。全力で向き合います。ド田舎から大移動するまでを綴ります。

大学在学中

大学1年目

当時は子供の数も多かったので、学生寮にほぼ全員、地方からの学生は入寮した。その方がお金がかからない。女子だけの寮だ、それはそれは色々人間模様がある。ほぼ毎日トラブルだらけだった。


だが私は実家じゃないので

爪噛み

抜毛症

過食

全て無くなっていた。いや、治まっていただけだ。


仕送りは数万円。アルバイトしなければ絶対暮らせない。土日はもちろん午後授業の無い日は時間でバイトを入れた。


実家へは休みの度帰らなければならない。夏休み、冬休み。春休み。

その度に爪噛み、抜毛症、過食は始まる。

2年生になると、就職を考えなければならない。

田舎は公務員がエリート。

本当に視野の狭い思考で。体裁だけの生活圏だ。

その刷り込みもされていたので、私は公務員を目指す。実家から通える所だ。


それこそが

親孝行だと

もうこれで勘弁してくれという気持ちで公務員になろうとしていた。

本当は

合格なんてしてくれるな

落ちますように

そしてまた県外に行けますように

と考えていた。


しかし

運命とは

人生とは

皮肉なもので

40倍の競争率の中

合格してしまうのだ。


手のひらを返したように

親の態度が変わる


県外にいる姉の話はほぼ家では出なくなり、私は自慢の娘になった。

嬉しくなんてない。


この頃から

私は刷り込みも洗脳も全て

解けていた


両親は完璧ではない

父親は大酒飲みのヘビースモーカー

母親は浪費家のワガママお嬢様


こいつらのようには

絶対ならない

同居しながら

父親が定年になるのを待っていた

社宅だったので

定年になれば転居するはずだ

それまでに

伴侶と出会い結婚すれば

スムーズに家を出られる


刷り込みも洗脳も解けた

私は自分の人生の先を

見据えられるようになっていた