ド田舎脱出計画20年物語

子育てしてると色々あります。全力で向き合います。ド田舎から大移動するまでを綴ります。

彼氏との別れ

実家に戻りさらなる洗脳に遭う


想定内だが


何度も何度も嫁に下さいと県外から来てくれる彼氏に申し訳なさが募る


理由は1つ

両親が結婚を許さない

県外だから

父の気に入らない仕事している彼だから

農家の長男だから

だそうだ

ここまで来るともう頑張れない

彼氏に申し訳ないそう思い出すともう止まらない


結局大好きだったが愛していたが

彼の時間をこれ以上使ってはならない

私以外の人を探し幸せになって欲しいと彼氏に別れを告げた


本当に本当に悲しかった

親のせいだ

特に父親のせいだ

別れたのは父親のせいだ!

そう思った

これは何を置いても一生思い続けることになる。

そして父親に対してここから許せない思いを抱き続ける。


今なら

誰に反対されようが押し通すは押し通していいのだ。

そう、思える。

自分で責任を負えたら親は関係ない。

親の言う通りは親孝行ではない。

言いなりになるでは自分が幸せだとは思えないはずだ。

洗脳や恫喝、そしてネグレクトを受けて育つと正常な判断、自分の判断を早々に曲げてしまいがちになってしまう。


父親がいいという人と結婚すりゃ文句を言われることもあるまい。

もうどうにでもなれ

どうでもいい

次に現れた人と付き合って結婚すれば父親の定年と相まって家を出られる。

それがまあまあな人ならもう誰でもいい。

人生の大切な結婚というものに対してこんな考え方をしていた。

自暴自棄だ。

仕事も失敗続き。

こうなるともう色々ダメになる。


精神科へ行く。

心気症と診断された。


医師が

あんた自信が無いね

と私に言った。


耳を疑ったが

言い返せやしない。

事実そうだったからだ。

戻ってしまった実家

大学卒業後に戻ることを条件に県外へ進学し、

あろうことか公務員になってしまった。

ド田舎のエリートなんて、バカバカしいと毎日が嫌悪感でいっぱい。


大学時代からお付き合いしていた方は県外の方。その頃から既に結婚を意識しお互いそのつもりだった。


研修に残業に日々の業務。

そして配属先は福祉系のドロドロした内容ばかりの部署。

日々の業務に両親との同居。


もうだいたいの予想はつくだろう。

心も身体も壊れかかる。

その頃姉が結婚するという事で、関西へ嫁ぐことになった。

姉は関西でいいんだ。なぜだか。未だに分からない謎だ。


公務員1年目、姉の結婚式

実家には猫もいた、そしてペットホテルなんて預けない両親。


私が日帰りすりゃいい。

そうなるわけで、挙式、披露宴終わり最終便に飛び乗り帰宅。


姉を義兄に取られたような気持ちになり声を上げてワンワン泣いた。

涙は枯れなかったが声が枯れた。

明くる日顔も腫れていた。


いつものように勤務に就く。

顔の様子に声の変化

周りの職場の方々から色々聞かれたが、真実をそのまま話すと、休みがどうやら取れたらしい。

親族の結婚式に日帰りなんて有り得ないだろう。


そうなのか

また刷り込まれた私

私さえ我慢すれば良いんだ

新たな刷り込みが始まっていたのか


父は翌日

母は1週間程滞在し

戻って来た


また嫌な日常が

戻った

大学在学中

大学1年目

当時は子供の数も多かったので、学生寮にほぼ全員、地方からの学生は入寮した。その方がお金がかからない。女子だけの寮だ、それはそれは色々人間模様がある。ほぼ毎日トラブルだらけだった。


だが私は実家じゃないので

爪噛み

抜毛症

過食

全て無くなっていた。いや、治まっていただけだ。


仕送りは数万円。アルバイトしなければ絶対暮らせない。土日はもちろん午後授業の無い日は時間でバイトを入れた。


実家へは休みの度帰らなければならない。夏休み、冬休み。春休み。

その度に爪噛み、抜毛症、過食は始まる。

2年生になると、就職を考えなければならない。

田舎は公務員がエリート。

本当に視野の狭い思考で。体裁だけの生活圏だ。

その刷り込みもされていたので、私は公務員を目指す。実家から通える所だ。


それこそが

親孝行だと

もうこれで勘弁してくれという気持ちで公務員になろうとしていた。

本当は

合格なんてしてくれるな

落ちますように

そしてまた県外に行けますように

と考えていた。


しかし

運命とは

人生とは

皮肉なもので

40倍の競争率の中

合格してしまうのだ。


手のひらを返したように

親の態度が変わる


県外にいる姉の話はほぼ家では出なくなり、私は自慢の娘になった。

嬉しくなんてない。


この頃から

私は刷り込みも洗脳も全て

解けていた


両親は完璧ではない

父親は大酒飲みのヘビースモーカー

母親は浪費家のワガママお嬢様


こいつらのようには

絶対ならない

同居しながら

父親が定年になるのを待っていた

社宅だったので

定年になれば転居するはずだ

それまでに

伴侶と出会い結婚すれば

スムーズに家を出られる


刷り込みも洗脳も解けた

私は自分の人生の先を

見据えられるようになっていた